2012-2013

高校のときよく行った映画館に久しぶりに行った。 ひとつはその頃久しぶりに復活した名画座で、一連の復活記念上映のなかで成瀬巳喜男の映画を観た記憶のあるその場所は、当時名画座にしては綺麗で結構な設備を備えていると評判だったのだが、今となっては映…

2011-2012

ステキな金縛り ステキな金縛り スタンダード・エディション [DVD]出版社/メーカー: 東宝発売日: 2012/05/25メディア: DVD クリック: 15回この商品を含むブログ (79件) を見る三谷映画は『ラヂオの時間』が結局一番いいのではないか。 探偵はBARにいる 探偵…

だんしとわたし

先日古い友人の結婚式に出席して、久しぶりに会った高校の友人と話していたら、当時の私の印象というと「落語を聴いていた」ことだという。なるほど、どうして興味を持ったのかよく覚えていないが、同級生から志ん生の後生鰻など借りていた記憶がある。 映画…

馬肥ゆる

ドラッカー名著集1 経営者の条件作者: P.F.ドラッカー出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 2006/11/10メディア: 単行本購入: 20人 クリック: 175回この商品を含むブログ (114件) を見る経営者の条件。ドラッカー比較的初期の作品。きわめて名著。マネジ…

天高く

その街のこども 劇場版 [DVD]出版社/メーカー: トランスフォーマー発売日: 2011/06/03メディア: DVD購入: 5人 クリック: 52回この商品を含むブログ (59件) を見るその街の子ども。阪神大震災をテーマにした映画(元は2010年のNHKドラマ)。 「絶対安全とかそ…

あき

本が増えすぎて、積読をふくめて管理したくなったので、Booklogをはじめてみました。しばらくはブログと並行すると思いますが、恐らく本の感想はBooklogに収斂されると思います。http://p.tl/GS6K

お天道様と米のめしは

羽海野チカの原画展に行ったら、しばらく前にやっていたドラマのカットが表紙の雑誌が売っていて、内容は羽海野さんと脚本家の木皿泉夫妻の対談、前から気になっていたドラマ&脚本家だったので買って読んでみたら観たくなり、結局一晩で全部観てしまった。 …

晴耕雨読…あれ?梅雨は?

巨象も踊る作者: ルイス・V・ガースナー,山岡洋一,高遠裕子出版社/メーカー: 日本経済新聞社発売日: 2002/12/02メディア: 単行本購入: 22人 クリック: 313回この商品を含むブログ (94件) を見る巨象も踊る。1990年代初め、メインフレームの終焉から危機的な…

五月雨

仕事で成長したい5%の日本人へ (新潮新書)作者: 今北純一出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2010/05メディア: 新書購入: 4人 クリック: 18回この商品を含むブログ (20件) を見るマイ・ビジネス・ノート (文春文庫)作者: 今北純一出版社/メーカー: 文藝春秋発売…

安全と嘘

安全とは、つまるところ確率論でしかないのだと思う。 すなわち、前提と論理的な演繹で定義される事象の発生確率が、よくある例でいえば自分の頭の上に隕石が落ちてくる可能性よりも低ければ、まぁ安全だろうと判断してよい、となる。 言いかえれば、新しい…

映画2011(1st quarter)

英国王のスピーチ http://kingsspeech.gaga.ne.jp/ 話の展開自体はよくある感じだが、素直に楽しんだ。今北純一さんの本で、欧米人はちょっとした会話でもうまく切り返す(し、それはジャブのようで相手をさぐっている)と読んだことがあるが、なるほど、い…

ふだん映画やテレビを見てもあんまり感情移入することはないのだが、たとえば津波に流された街をのぞむ高台から、少女が、「おかーさーん」と涙を流しながら叫ぶ映像にはもらい泣きしそうになり、つらくてつらくて、直視できない。 本当に悲しいことです。こ…

暇も元気もないこのごろ、唐突にAKBについて考える。

「握手券や投票権といった特典を付けることにより、熱心なファンが同じ商品を複数買うように誘導する」いわゆるAKB商法、個人的にはそんなに目くじらをたてるものでもなく、至極まっとうな気がする。 2010年のCD売上トップ10が嵐とAKB48だった、だけどAKBは…

だいたい月1本ペースで映画館

最後の忠臣蔵 http://wwws.warnerbros.co.jp/chushingura/main.html 個人的にこういう押しつけがましい感じの映画ってあまり好みではないのよね。勝手に性格悪い感じの別のラストを想像したりしていた。美術の西岡善信さん、撮影の長沼六男さん、編集の長田…

お金は大事だよー

お金の流れが変わった! (PHP新書)作者: 大前研一出版社/メーカー: PHP研究所発売日: 2010/12/16メディア: 新書購入: 4人 クリック: 186回この商品を含むブログ (46件) を見る大前さんの近著。迷っているうちに随分たっちゃったけど、日本国債をいつ手放そう…

「もはや古典」強化月間など

7つの習慣-成功には原則があった!作者: スティーブン・R.コヴィー,Stephen R. Covey,ジェームススキナー,川西茂出版社/メーカー: キングベアー出版発売日: 1996/12/25メディア: 単行本購入: 148人 クリック: 4,806回この商品を含むブログ (774件) を見る七つ…

年の瀬も本ばかり読んでいる

街場のメディア論 (光文社新書)作者: 内田樹出版社/メーカー: 光文社発売日: 2010/08/17メディア: 新書購入: 37人 クリック: 520回この商品を含むブログ (193件) を見る街場のメディア論。内田氏の著作は、何となく思っているんだけど既成概念や常識のため見…

さえないので本ばかり読んでいる

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら作者: 岩崎夏海出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 2009/12/04メディア: 単行本購入: 265人 クリック: 12,967回この商品を含むブログ (1008件) を見る何となく癪だったので買わ…

隣は何をする人ぞ

評決 [DVD]出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン発売日: 2010/08/04メディア: DVD購入: 1人 クリック: 11回この商品を含むブログ (17件) を見る評決。偏見かもしれないが、まさにこれぞシドニー・ルメット!!という感…

遠くにありて

NHKのドラマを立て続けに二本観た。偶々だろうがどちらも室生犀星の原作である。http://www.nhk.or.jp/bungokaidan/vol4.html ひとつは「妖しき文豪怪談」なるシリーズのひとつ、「後の日」。是枝裕和監督の作品である。幼くして亡くなった子供が、夫婦の…

彼岸過迄

「普天間」交渉秘録作者: 守屋武昌出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2010/07/09メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 93回この商品を含むブログ (30件) を見る「普天間」交渉秘録。収賄の容疑かなんかで捕まった防衛庁元事務次官による、(起死回生の?逆ギレ…

もののふはもののふ

武士の成長と院政 (日本の歴史)作者: 下向井龍彦出版社/メーカー: 講談社発売日: 2001/05/09メディア: 単行本 クリック: 21回この商品を含むブログ (3件) を見る

前に読んだup忘れなど

本当に使えるウェブサイトのすごい仕組み作者: 佐々木俊尚出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社発売日: 2010/09/02メディア: 文庫購入: 15人 クリック: 422回この商品を含むブログ (16件) を見る戦後「裏」外交史 (洋泉社MOOK)出版社/メーカー: 洋泉社発売日…

九月になっても暑いですね

人を動かす 新装版作者: デールカーネギー,Dale Carnegie,山口博出版社/メーカー: 創元社発売日: 1999/10/31メディア: 単行本購入: 174人 クリック: 3,319回この商品を含むブログ (615件) を見る道は開ける 新装版作者: デールカーネギー,Dale Carnegie,香山…

暑いねー

告白 (双葉文庫) (双葉文庫 み 21-1)作者: 湊かなえ出版社/メーカー: 双葉社発売日: 2010/04/08メディア: 文庫購入: 31人 クリック: 1,085回この商品を含むブログ (483件) を見る映画を先に観たのでその印象が強いが、全体で言うと映画のほうに軍配、第一章…

飯田泰之

脱貧困の経済学-日本はまだ変えられる作者: 飯田泰之,雨宮処凛出版社/メーカー: 自由国民社発売日: 2009/08/21メディア: 単行本購入: 36人 クリック: 532回この商品を含むブログ (68件) を見る世界一シンプルな経済入門 経済は損得で理解しろ! 日頃の疑問か…

マックィーン・マックィーン

ふとしたきっかけでスティーブ・マックィーンの映画を立て続けに観ているが、友人たちにそのことを話しても、たまたまなのかどうも名の通りが悪い。たとえば5歳年上のポール・ニューマンの方が現在でもよく知られているように感じられるのは、マックィーンが…

多事暴論4 "Blue Color"

ワールドカップですね。会社でも、先日入った床屋でも話題はもちきりのようで。 個人的なことを言えば、先日の強化試合をちょっと見るとか、開幕戦を前半だけ眺めるとか、ちょこちょこ視聴なので、やれどうだと偉そうに語る資格はない。 フランス大会に出場…

sustainable

何でも、はてなダイアリー400日目の記事になるそうです。学校の宿題としてはじめて日記を綴りはじめた日から、15年以上の時間が過ぎました。 人生の半分以上の期間について、自分で自分にコメントしていることになります。その間、大学ノート、ブログ、mixi…

多事暴論3 ありや、なしや

たとえば、大衆という言葉を使う人を信用しない。 銀行員が一律同じ髪型をしていた頃ならいざ知らず、いや、恐らくそんな当時でさえ、一様で均一な集団などあったものか。今日日そんなざっくりした議論をされても困る。あるならそれは「公約数」で、たとえば…