映画2011(1st quarter)

http://kingsspeech.gaga.ne.jp/
話の展開自体はよくある感じだが、素直に楽しんだ。今北純一さんの本で、欧米人はちょっとした会話でもうまく切り返す(し、それはジャブのようで相手をさぐっている)と読んだことがあるが、なるほど、いちいち実ににくい。
吃音に悩む国王(当時は即位前)が、言語聴覚士に相談に行く際、無言の間が続いた後、聴覚士「皇族の方と話す時は、先に話されるのを待つべきなのかと思ったのですが」、国王「…わたしが、…話すのを待っていると、…長くなるぞ」。
ところで奥様が熊谷真実にちょっと似てると思う。

  • 人生万歳

http://jinsei-banzai.com/pc/
ウディアレンの新作にして、恵比寿ガーデンシネマ最後の作品。
ヒルで軽妙洒脱な会話、毎度お馴染みウディアレン節で大いに笑ったが、主人公が観客に向かって語りかけ「自分だけは全体を見渡している」と豪語したり、その初老の物理学者と若い娘が恋愛して、最後には「WHATEVER WORKS!」と開き直るあたり、アレンの自意識のあらわれのようで、という皮肉な見方もできるかと。

トイレット [DVD]

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めがね(3枚組) [DVD]

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トイレット。荻上直子さんの作品は初見。面白いです。地震だってなるとトイレットペーパー買い占めたり、日本人のトイレに対する執着は強いのかもしれない。。。めがねも続けて観た。
L.A.コンフィデンシャル [DVD]

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LAコンフィデンシャル。暗い時には暗い映画を、と思って観た。サスペンス、恋愛、駆け引き、アクションと各要素がうまくまとまっている。それにしても警部役は「24」のジャックバウアーのお父さんだった人で、出てくるなり何か裏がある人じゃないかと胡散臭く見えてしまった。ハングオーバー。某本にて絶賛されていたが、うーんって言う感じ。下品で即物的アメリカンギャグは好かない。結婚式直前、独身最後のハメを外そうと悪友たちとラスベガスに繰り出しどんちゃんさわぎ…で翌朝、部屋の中は荒れ放題で赤ん坊や虎までいて、肝心の新郎が消えてしまったのだが、誰もが全く記憶が無い…という始まりで、なんか面白そうな設定なのだが、ひとつひとつの種明かしが単発で単純で必然性が無く、伏線が交差していないのである。三谷幸喜伊坂幸太郎あたりだとうまくまとめてくれる気が。