2006-11-01から1ヶ月間の記事一覧

幼稚園の頃、チャボの絵を描いた。 念のため字引きで確認すると、チャボは矮鶏と書き、「鶏の小形品種の総称。尾羽が直立し、脚は短い。愛玩用。(以下略)」だという(大辞泉)。 記憶は随分あいまいだが、たしか部屋の真ん中に茶色いチャボがいて、そのま…

梅は咲いたか

100円均一で、土鍋を3つ買ってきた奴がいたという。 「きいてくれよ、土鍋が100円だよ」「うん、100円はすごいよね」「俺3つも買っちゃったよ」「3つは要らないだろう」「…だって、100円だよ?」。 好きなエピソードである。人間がもつあやふやな部分をよ…

電車の中でハードカバーは重いよなぁ

ガールズ・ブルー (文春文庫)作者: あさのあつこ出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2006/11/10メディア: 文庫 クリック: 19回この商品を含むブログ (81件) を見る17歳の女子高生の気持ちはどうしたって分からない。眠る盃 (講談社文庫)作者: 向田邦子出版社/…

 池脇千鶴

映画『大阪物語』(1999年市川準監督)は、一風変わった幕開けを見せる。主人公がカメラに向かって自己紹介を始めるのだ。あれは川の土手だったか、草むらに座った少女が、そう、記憶が確かならこんなセリフだ。「私の名前は霜月若菜。冬の寒い日の、あの霜…

さおだけ屋、内田樹、向田邦子

さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学 (光文社新書)作者: 山田真哉出版社/メーカー: 光文社発売日: 2005/02/16メディア: 新書購入: 10人 クリック: 331回この商品を含むブログ (1042件) を見るためらいの倫理学―戦争・性・物語 (角川…

おしらせ

友人の取り計らいで、数年ぶりに学園祭に参加することになりました。寄席で落語をやらせてもらいます。24日(金)、26日(日)の午前中です。 何とかなるだろうと油断していましたが、昨日その友人に稽古をつけてもらったら、思った以上にうまくいきませんでした…

平日の昼日中の公園といえば、訪れる人の多くは小さな子供連れである。 私の半分くらいの背丈しかない子供たちを見ていると、本当に1つの生命体なのだろうかと信じられなくなる。照れくさいもんだから「子供欲しいなぁ。早く養ってもらいたいよ」とつぶやく…

桐野夏生

柔らかな頬 上 (文春文庫)作者: 桐野夏生出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2004/12/07メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 49回この商品を含むブログ (124件) を見る柔らかな頬 下 (文春文庫)作者: 桐野夏生出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2004/12/07メデ…

眠れないのでつらつらと

何気なくこなしてしまう一連の作業も、ある日何かがごっそり抜け落ちたり、もしくは、突然不調になって、いろいろうまくいかなくなることがあるものだ。たとえば、ボーリングで、あらためて自分の動きを考えてみると、あるいは何の前触れもなく突然、自分が…

勢い

30分ほど時間があったので、服でも見ようかと思うものの、その前に本屋を見てみることにして、自分の本を確認したら、隣にスポーツ用品店がありまして、ついついグローブコーナーに行きまして、欲しかったので勢いで買いました。 定価8000円くらいで買値が60…

野村

野村ノート作者: 野村克也出版社/メーカー: 小学館発売日: 2005/09/01メディア: 単行本購入: 6人 クリック: 86回この商品を含むブログ (121件) を見る野球はほとんど知らないのでうかつなことは言えないが、実はこう見えて、結構ノムさんのファンである。「…

ばなな

とかげ (新潮文庫)作者: 吉本ばなな出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1996/05/29メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 69回この商品を含むブログ (107件) を見るハゴロモ (新潮文庫)作者: よしもとばなな出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2006/06/28メディア: 文…

三船

忠臣蔵 花の巻・雪の巻 [DVD]出版社/メーカー: 東宝発売日: 2004/12/23メディア: DVD クリック: 20回この商品を含むブログ (7件) を見る暴れ豪右衛門 [VHS]出版社/メーカー: 東宝発売日: 1999/03/21メディア: VHS クリック: 1回この商品を含むブログ (2件) …

まわる。

駅を出て少し歩いたところに、「蘭豆」(らんず)という喫茶店がある。 テーブルが数卓しかない小さなお店で、ご主人もウェイトレスさんも、とてもてきぱき働いているのだけれど、忙しい雰囲気はまったくなく、すっと落ち着ける。レジが木製だったりするのも…

手紙

口を開くからには面白いことを言いたいし、書くからには読んでよかったと思われる文章にしたい、気概だけは、少なくともある。実際は、壮大なるマンネリ発言だったり外したり、文章にしたって、どうってことはないし第一時間がかかりすぎる。ほとんど事務的…