多事暴論4 "Blue Color"

ワールドカップですね。会社でも、先日入った床屋でも話題はもちきりのようで。
個人的なことを言えば、先日の強化試合をちょっと見るとか、開幕戦を前半だけ眺めるとか、ちょこちょこ視聴なので、やれどうだと偉そうに語る資格はない。
フランス大会に出場を決めた時は、翌朝朝会で校長が「いやー、岡田がいれてくれましたね」とハートフルな間違えで笑わせてくれたことを覚えているくらい、ちゃんと観てたのにね。
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どっかの記事で、「いつから日本は韓国と差がついたのか」的な内容で、キム・ヨナ現代自動車サムスン電子が挙げられているのを読んだ記憶があるが、どうやらサッカーも同様らしい。少し観た限りでは、かつての共催国は着実に力をつけ、意図と研鑽と勇気をもって世界と渡り合っているように感じられる。
特集を眺めていて改めて思い出したが、三浦・中山といった草創期のメンバを中心に、かつてワールドカップに懸ける思いは凄まじいものがあった。中田ら実力を備えた次世代の台頭、ようやくワールドカップ自体には安定して出場できるようになり、更なるステップアップのためジーコあたりから「自主性」を模索してきた現在、日本チームは方向を見失っているように見える。
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どっかの記事のように、何かと話を大きくするのは好きではないが、それでも、日本サッカーの混迷と、日本経済(いや政治・教育その他もろもろ)の低迷とを重ね合わさずにはいられない。ニュースソースを忘れてしまったので記憶は定かでないが、たとえば韓国ではTOEICが800点ないと有名大学に入れないし、920点だかないと会社で偉くなれないという。翻って我が国では、(こちらもニュースソースの妥当性は疑問だが)、外務官僚でさえ外国に行きたくないとか、食料品を中心に(それほど根拠もないと思われる)国産志向をきく。殆どひきこもりなんじゃないかと思えてくる。
個人的なことを言えば、社会に出てからあれこれ忸怩たる思いも逃げ出したい気持ちもありながら、打開する発想も実力も気概もうってでる勇気も足りないわけで、どこかのメディアのように代表チームをやれどうだと偉そうに語る資格はない。