旅ある記2008 京都(200811)

1日目。8:00頃東京駅、人でごった返す。11:00すぎ京都駅。JR奈良線稲荷駅伏見稲荷、途中でぜんざいと稲荷寿司、徒歩で東福寺、あまりの混雑でスルー、雪舟寺。京阪本線で四条、八坂神社、円山公園知恩院、青蓮門院跡、タクシーで紫野のお菓子屋(きんとんなど)、バスで御所近くのお茶屋
「若い人にお茶はええもんやと分かってもらわんと」と、お抹茶とこぶ茶をいただく贅沢。お抹茶は、何と言うか粘性があって、でも粉っぽくなくてまろやかで、なのにぐいぐいせまってくる。唾液がでる。うまい。こぶ茶は、上品な感じ。どこかで飲んだのは、いかにも作り物のいやな味がするが、さすが、すっと入ってくる。後味がいい。何も残らない。「もうけよう思ったら損するのは当り前ですわ。ええもんばかり売ってれば、なんも難しいことありゃしまへん」。お茶は1年で4回とれるけれど、後ろの方になると力がなくなってくる。そいつを「カテキンが豊富」と言って売り出してる。おいしいお茶にもカテキンはちゃんと含まれているが、美味しいから渋さが目立たないだけ。新茶は香りがいいだけで、味は寝かせてからの方がうまい。「狭山にもいいお茶ありますよ」、「京都にはなんぼでもええとこありますわ」「やっぱり食べ物ですわ。お茶やってたおかげで、この歳になっても元気ですもん。自分で言うのもなんですが、お茶やってて、ほんまよかったとおもってますのや」
八坂神社近くで鯖姿寿司、上箱寿司、小鯛の笹の葉寿司。うまい。しごくうまい。新京極通寺町通そぞろ歩き、何軒か入れずたまたまあいてた錦市場のhale(晴)。宿は京都が取れずなんと東淀川。
2日目6:00起き、7:30には京都駅、でもすでに行列、7:40発の臨時便で1時間ゆられて京都大原。三千院はすでににぎわい、宝泉院は寒い。焼き餅とみたらし団子を食べ、寂光院。ここはよかった。誰だ放火した奴。でてこい。すでにかなり混んでるバス停、満員のバスに揺られて下山、反対車線は大渋滞。丸太町通り「かじ」で遅い昼食。三条大橋ふもとのスタバで休憩。眠い。ふたたび鯖姿寿司。うまい。お連れ様と別れて四条河原町。友人と再会、木屋町。宿は西院。
3日目。7:00起き、嵐電で嵐山。渡月橋はあきらめ天龍寺。朝一のほんの数分、早起きした甲斐ありまだ静かで、いい景色を見られた。竹林の道みごと、上寂光寺すばらしく、落柿舎、清涼寺、雨が降ってきたし疲れたので大覚寺や高尾は諦め、珈琲飲んでもどる。
同じこと考えた人は多いのか、凄まじい人出の錦市場で買い食いして小腹を観たし、大丸の地下で買い物、市原平兵衞商店でくるみの箸を買ってご満悦、四条京町家みて、お土産に鯖姿寿司と「大人のいなり」(焼いた九条葱が入ってる。新幹線の中で食べたが美味)を買って、木屋町に戻るといういったりきたり。
露庵・菊乃井。ほうれん草しめじ、松風風の鱧の肝?、あんきも、からすみ、鯛、鱧?、まぐろ(小シビ)、お椀(ぐじとなんとか)、あしらい(鴨)、かます?の木の皮焼き(西京味噌)、かぶらと京人参の炊いたん、いくらごはん、万代柿?。帰りの新幹線もなかなかに込み合い、最終の列車で帰京。