木枯らしの吹くころに

クラウド・コンピューティング ウェブ2.0の先にくるもの (朝日新書)

クラウド・コンピューティング ウェブ2.0の先にくるもの (朝日新書)

世間的には常識なのかもしれないが、遅れているもので勉強になった。現象としては知っていても、その文脈について分かった。Webアプリの操作性を向上させているAjaxファームウェアを書き換える機能を最大限に活用するi-phoneのしたたかさ。結局Webを見る人が増えればいいわけで、Androidを開発して無償で提供して、たとえそれが覇権をとらなくても目的は達せられるGoogle、スケールがでかい。
クラウド・コンピューティング仕事術 (朝日新書)

クラウド・コンピューティング仕事術 (朝日新書)

こちらは内容うすし。
ドル亡き後の世界

ドル亡き後の世界

ひと月で本格的執筆から出版まで至ったと自慢しているが、そのせいなのか、元々そういう書き方をされる方なのか、読み手の金融リテラシーの欠如なのか、読解リテラシーの至らなさなのか、とにかく読みにくい。特に前半、結論と根拠がとっちらかっていて再構成して読まないといけなくて。さて、未来はいかに。
「優柔決断」のすすめ (PHP新書)

「優柔決断」のすすめ (PHP新書)

古田さん。
ガメラ2 レギオン襲来 [DVD]

ガメラ2 レギオン襲来 [DVD]

水曜どうでしょうの予告編を見ていたら、無性にまた観たくなったので再見。(※水曜どうでしょうの予告編は、ガメラの音楽を使用している。とくに初期のそれはガメラ2のそれとそっくりで、どちらも傑作だと思う)。
かなり昔観て面白かった記憶があったのだが、やはりなかなかだった。
そりゃ、今から見れば、やれ一介の民間人が防衛戦略に口を出すような「火曜サスペンス的展開」はおかしいとか、急に避難勧告が出たところで、大都市の人の移動は、山手線が止まっただけであんだけの大騒ぎなんだから短時間では無理に決まってるだろうとか、そもそも大の大人が「ガメラだ」「レギオンだ」なんて…というツッコミは多々あるものの、当時としては画期的だろう特殊効果(CG)、音楽も格好良く低予算ながら果敢に挑んだ本気度、効果的なカットわり、官房長官に今は亡き徳間社長をもってきたり特撮映画に欠かせない小林昭二が登場する遊び心、往年の怪獣映画お馴染みのお色気シーンほどあからさまではないが、美脚をサービスし続ける水野美紀(舞台の殆どは冬の北海道・仙台なのに、登場シーンの殆どが膝上スカートである)等々、様々な角度から練られた意欲作だと思う。