やじろべえ

最近、どうもイケてない。
粋じゃない、サエてない、キレがない、調子が悪い、だらしがない、(嫌いな言い方だが)ノンバリュー…どういってもいいが、要はどうもよろしくない。
原因なのか結果なのか判然としないが、最近どうも人の話を聞けない。なかなか頭に入ってこないし、相手から話を聞き出すというのもどうもうまくない。謙虚さが足りない…と言えば、その一部は言い得ているかもしれない。
アウトプットもさえない。ムダに話は長いし、説明はすっとんでいるし、面白くない。どうもタイミングや要点を外している。
何より、文章が浮かんでこない。思い立って、このブログを一年分くらい読み直してみたのだが、手前味噌ながら、意外と面白かった。(まぁ、文章も内容も自分好みで書いているのだから、それなりに気に入るのは当たり前なのだけど)。
「眠い」とか「うまくいかない」とか「面白くない」だとか、ひたすらグチや嘆きがつづられているだけなのだが、そこには切実な思いや、言い回しの苦心のあとがあった。陳腐な言い方をするなら、走りながら考えている様があった。
この頃、4年前の自分と今を重ねている。楽団をまとめられないダメ指揮者のように、自分の手から様々なものが零れ落ちる。ふらふらしている。三半規管が弱ったかのように。一言で言えば、軸がぶれているのである。いや、ないのである。
よい要素はと言えば、たくさんの人とやり取りしながら生きていかなければならない状況にあることだろう。今のところ、いつかのようにふさぎこむことはなさそうである。
まだまだ、面白いことはたくさんあるはずだ。恐れることはない、のびのびやれ…と、自分に言い聞かせている。