最後の晩餐



どうせ家にいても「あーあ」と言っているだけなので、でかけることにした。決まったのは前日深夜。というか日づけ変わって0:30。

相変わらずのギリギリ計画ノープラン、「思い立ったが吉日」で、相変わらず数分遅刻して有楽町へ。(その前に古い知人とお茶してた。)「最後まで相変わらずだねー」とお連れ様。

銀座で京料理を食した。当日の朝電話したのだが、早い時間だったので全然大丈夫だった。たけのこ、菜の花、わらび、などなど、春爛漫。

続いて夜桜見物。皇居大手門の方から北側をぐるっと回って、平川門。ちょびちょびと桜がうわっていて、「将軍様は小出しにするなぁ」とつぶやいていた。

そのまま進んで千鳥が淵。まず北の丸公園側のほうから見下ろす。ライトアップされていて、それはそれはきれいである。強烈な雨女だというお連れ様のおかげで?ぱらぱらと雨がきたが、木陰で雨宿り。

代官町通りをまわって千鳥が淵沿道へ。いやはや、見事であった。見渡す限りの桜、桜、桜。あんまりこういう言い方は好きじゃないが、日本人なら一度は見るべき場所だ。
ソメイヨシノという種に、伝統はないだとか、好き嫌いだとか、まぁ、色々見方はあるが、それでも、何だか幻想的で惑わせるような魅力があった。22時のライトアップ終了まで堪能した。

ついでに靖国神社もちょっといって、おだんごと大判焼きを食べた。 靖国は初詣初日の出以来だ。こんな頻度で来るとはおもわなんだ。


折りしも桜は満開。風が吹くとはらはらと花びらが散る、絶好のお花見日和であった。 たとえば、たまたま出かけようとした日に予定があい、また花が見ごろを迎えるかは運次第、何がどうなるか分からない。それはそれは奇跡の集積で、同様に、学生時代出会った様々な人や出来事は、とてもとても幸せなことだったのだろう。

…と強引にまとめて学生はおしまい。明日早く起きれるかな。