over

「あっ」という間に2月が終わろうとし、ついでに22歳も終わる。
永遠にこないと思っていた行事も、気がつけばこなせていて、一応それなりに形になったらしく、周囲にもちあげられてにやにやしたりしている。
ま、批判はなかなか当人の耳には入ってこないもので、たとえ入ってきても親切とは限らないのだろうけれども。結局最後は好き嫌いだろうし。
ともあれ、実際はといえば、あくせく何とかその場その場をしのいでいるだけで、別段目的地があるでも無し、大志や野心があるでも無し、その証拠に、いつも余裕なくギリギリまで作業をして、今も綱渡りというか、急ぎではないけれどもやり残したことばかりで、昼近くに起きだしては1日の短さに呆れ、逆に眠れずに早くに目が覚めたりしている。
追いコンの帰路、どうしてギリギリ屋なのだろうかとつらつら考えてみるに、ものぐさという要素を除くと、なるほど、自力で決着をつけられないからだと分かった。有り体に言うならば、世の中は無限の可能性とたった1つずつの選択からできているのであって、どれを選ぶかや、どれほどの代物を作り上げるかは、当人が決めるほか無い。決めるほか無いのだけれど、意気地が無いからか、「まだ何かある」「まだできる」と蜃気楼を追っているからか、見切りをつけられなくて、いつだってタイムアップによる決着を待っている気がする。覚悟が無い。だらしがない。
ふらふらしてられるのも本当に1月あまりになってしまった。今さらあがいても仕方が無い。今しばらく、目先の快楽におぼれよう。