数少ない生きる楽しみを2つ

1つめ。たてかわだんし師匠の落語会。最前列の中央で、「ぞろぞろ」と「芝濱」。暮れに「芝濱」でっせ。どうでえどうでえ。これ、分かる人にはたまらない。分からない人は…、まぁ、この話はいい。しかし、まだまだ変わる。ライブはたまらない。文字通り、創造の現場に立ち会うのだ…という、堅い物言いがなじまないのが落語のいいところ。「たぶん、(これ以上)何も言わない方がいいでしょう」とカーテンコール。
2つめ。家元もさすがにお歳のせいか、時間通りに終わり、まだ時間があるってんで、電話したら運よく空いていて、みずたにさんのおすしを食べに行く。ひらめこはだいかあかみちゅうとろおおとろさばあかがいたいらがいえびはまぐりこばしらうにてっかまきあなごたまごやきかんぴょうまきえんがわあなごひもをおまけに。うまいなぁ。
余談だが、例によって歳相応には見られない。みずたにさんに「もっと上だと思ってたよ」と言われる。毎度のこと。でもネ、よく言われるように、昔は歳をとるのが早かった。寿命が延びてから、50、60でも、見た目はまだまだ若いじゃないですか。あのいかつい顔したコンドウイサミとか、死んだの30代ですよ。いわく、昔の人の歳は、今の人の歳の7掛け8掛けで考えると良い、と。逆に言えば、私の歳を0.7とかで割ってみてください。ほら、ちょうどいいでしょ?…ということは、私の人生50年、あと余命は…
戯れ言はこのくらいにいたしましょう。さすがに今宵は機嫌が良いのです。あふれる才能と熱意にふれられるこの幸せ、贅沢。誰に何と言われようが、白い目で見られようが、私はこの価値観で生きます。
さーて、連休はたまったデスクワークかな…。