新宿鮫8 風化水脈

風化水脈―新宿鮫〈8〉 (カッパ・ノベルス)

風化水脈―新宿鮫〈8〉 (カッパ・ノベルス)

昨日の深夜、睡眠の後、昼間ずっと、ひたすら読んでた。時間を気にせず小説の世界へ。いいねぇ。贅沢な時間の使い方。
いつも思うが、ウソと現実の兼ね合いをどうするのか。関係者が都合よくまとめられた人間関係、クライマックスに向かって都合よくからみあっていき…。実際はそう都合よくいかないよ。言い方を変えれば、自分を主人公に世の中は回ってないし、当分結末は無い、当たり前だが。そんなことを忘れさせて、しばし別世界に引きずり込んでくれるのがいい小説であり、月並みだがフィクションの醍醐味なのだろう。