ここだ、KATSU!、クリエイティブな狼

倒れた。出かける用があったので、頑張って朝起きてみればフラフラ。ベッドに逆戻り。午前中を寝たおす。一昨日「気長に待つか」といい、昨日(というか今朝)早くも「もう限界なんじゃないか。どこだ」といい、やはり限界だったらしい。「ここだ」。無理すると偏頭痛で倒れる。実に分かりやすく便利な体だ。疲れるので寝るし、胃が悪いので食べ過ぎないし健康的。ついでに体力と気分が落ち込むのが副作用。
たぶん後悔というものをしたことがない。したってしょうがない。その時その時、思ったように決断している。だから、もし何度以前に戻れるとしても、恐らく毎度同じような決断をし、いつもあとで思うのだ。「今こんな気持ちになるくらいなら、どうしてあの時…」と。これを後悔というならそうだろう。

KATSU! (14)

KATSU! (14)

KATSU! (15) (少年サンデーコミックス)

KATSU! (15) (少年サンデーコミックス)

くそ忙しい時になんと余裕な?と思いますかな。…とんでもない。
ここ数日で、立ち読み&購入して全巻読んでしまった。作者本人の弁につきる。

僕の主人公はシリアスになるとすぐおちゃらけてしまう癖があるんですけど、彼を逃げ場がないところまで追い詰めてみたら一体どうするのかな、という興味がありました。(中略)連載の途中でうちの兄貴が癌になって、人の生き死にだとか、親子だとか、そういうテーマを描くのがえらく辛くなっちゃった。自分でも、だんだん中途半端になってきたのが分かったんで、描けないんだったら描かなくていいや、と開き直って終わらせたんです。(中略)「今度はちゃんと描いてみる」と言ってたんですけどね。(QJ No.62)

なるほど、途中までのひしひしとした緊張感は鬼気迫るものがある。元々引き算の洗練されたタッチだから、余計に凄まじさが際立つ。意欲作だっただけに、トーンダウンはつくづく残念だった。
「もっとできる人だと思ってる」という呪縛。発言した本人は覚えているんだかいないんだか知らないが、やったよ。もう十分だろ。もっとやれってのか。追い詰めてみたからって何か生まれるとは限らねぇんだ。こうみえて、戦ってんだよ。いつだって真剣勝負。勝手に熱くなってるだけだろうが、あらゆる権威と既成概念に徒手空拳で立ち向かってるさ。つくづくチームプレーのできない人間だが、だからって単独航海ができるヤツではない。責任とれやい。あるいはいい加減解放してくれ。えーい、何とか言えやい。
これを言いがかりとか八つ当たりという。もしくは負け犬の遠吠え。客観的に言うと贅沢な悩み、独りよがり、キチガイ
動物占いをやってくれた。「クリエイティブな狼」だという。「才能、知識は人並み以上。論理的思考が得意。マイペースで独自の哲学に生きているなどなど」とさ。