脈絡のないあれこれ1 〜恩送り

昔から、映画は女の人をターゲットにするといいといいます。1人で映画を観る女性はなかなか居ないけど、男性の場合は居る。しかも、面白いものに出会ったとき、女の人は人に紹介するけど、男は自分の世界に入って悦に入る、と。どこまで正しいかは分からないけど、現に女性1000円の日はあっても男性にはない。
で、私の場合を考えると、結構人に伝えるナァ、と思った。元々趣味がマイノリティーで、しかもうがった見方をすれば多数に支持されないであろう事を楽しんでいる節があるから、みんなに受け入れられるのもどこか寂しいのだが、それでも、自分が楽しいと思ったことは共有したい。映画に限らず、何にせよ、みんなに楽しんでもらいたいと思う。
で、話は飛んで、「恩送り」ということばを思い出した。なるほど、根っこの気持ちはこれなのか。恩返しってのは、恩をくれた人に返すものだけど、恩送りは、他の人に送る。その送られた人がまた別の人に渡して、恩が世の中をぐるぐる回る、という考え方。はるか昔、えらく共感したものだ。どこで聞いたかすっかり忘れていたのだが、最近必要があって読み直した本の中で見つけて、これだったか、となんだか感慨深かった。江戸時代には普通に使われていたことばなんだとさ。
恩に限らず、イイモノがぐるぐる回る、きっかけを作れる人でいたい。見返りを求めたり、相手の好意を期待するなんていうせまっちいことは考えず。と、柄にも無く青くさいことを思った@スタバ。ちなみに桜マカロンはイマイチ。