あれこれ

はじめて考えるときのように―「わかる」ための哲学的道案内

はじめて考えるときのように―「わかる」ための哲学的道案内

名著。やわらかいのに内容はしっかりしてて、そこそこ考えさせられつつ、重くなく。


子どものための哲学対話

子どものための哲学対話

第3章がいいね。「青い鳥は<もともと青かった>ってことにあとから変わった」


考える短歌―作る手ほどき、読む技術 (新潮新書)

考える短歌―作る手ほどき、読む技術 (新潮新書)

私はまったくやらないが、短歌をたしなむ人にはとてもいい本だと思われる。たとえば、

  • 冷蔵庫のシチューも食べ終え君のいた証拠がついに消えたこの部屋
  • 冷蔵庫のシチューを食べ終え君のいた証拠がついに消えたこの部屋
  • 吐く息が白くなったとふと気づくあなたのいない冬はもうそこ
  • 吐く息が白くなったと気づくときあなたのいない冬はもうそこ

さあ、それぞれどっちがどう?どっちがいい?

人あまた乗り合ふ夕べのエレヴェーター升目の中の欝の字ほどに(香川ヒサ)
するだろう ぼくをすてたるものがたりマシュマロくちにほおばりながら(村木道彦)
たとへば君 ガサッと落葉すくふやうに私をさらつて言つてはくれぬか(河野裕子)

小説入門のための高校入試国語 (NHKブックス)

小説入門のための高校入試国語 (NHKブックス)

斜め読みだが、さてどうなんだろう。