柳生武芸帳 双龍秘剣

1958年作品 稲垣浩監督 鶴田浩二の流し目炸裂。前作「柳生武芸帳」より出番は少ないが、相変わらず野太い声の三船敏郎。女優陣は乙羽信子久我美子岡田茉莉子ら。
ストーリ展開とかは、平凡だが、セットとか、屋外撮影とか、野面撮影とか、小道具とか、衣装とか、役者の立ち居振る舞いとか、時代劇としてのレベルは、全然違うんだよねー。なんでだろーねー。
ちなみに、1958年=昭和33年、「三丁目〜」の設定年代。冒頭で、「TOHO SCOPE」とでてたが、なるほど同じのがこの映画でもでていた。この年が日本映画界の最盛期で、以降、テレビの台頭などにより坂道を転げ落ちるように斜陽産業に成り下がる。記憶が確かなら、現在の映画界全体の利益は3000億円で、「とよた」は1社で1兆円超だとか。