国境の超え方と武士道の逆襲とばなな

〔増補〕国境の越え方 (平凡社ライブラリー)

〔増補〕国境の越え方 (平凡社ライブラリー)

92年発行の増補版。たぶんこの本が旗振り役で、工藤庸子につながるものと思われる。それにしても、途中まったく分からず、何でだろうと思ったら、フランス人やドイツ人の著名人をあまりに知らないからだと気づいた。
武士道の逆襲 (講談社現代新書)

武士道の逆襲 (講談社現代新書)

文系の学問は、と、とりあえず言い切ってみるけれど、ことばの定義の問題と、文献それ自体の妥当性(及び読み方の妥当性)の問題からは逃れられないだろう。源平合戦から、戦国乱世、はては江戸時代まで、一緒くたに「武士」とくくって議論するのはどうしたって無理があると思うし、『今川仮名目録』『甲陽軍艦』『五輪書』『今昔物語集』『葉隠』『平家物語』『保元物語』『平治物語』『耳嚢』と、時代も性格も全然違う書物達を、その出自にあまりこだわらず(少なくとも私にはそう見える)引用して論じるのは無理があるように思う。
王国〈その3〉ひみつの花園

王国〈その3〉ひみつの花園

哀しい予感 (角川文庫)

哀しい予感 (角川文庫)