特集「よみがえる源氏物語絵巻 〜浄土を夢見た女たち〜」

昨日NHKでやってた番組。ある人に「是非に」と薦められたので、観てみた。なるほどなるほど。頭の悪い言い方で恐縮だが、単純に、「きれー」で「すごーい」。二千円札に使われた(よね?)源氏物語絵巻というと、小汚いイメージがしてしまうのだが、描かれた当時を再現してみると、何とマァ、輝くばかりの作品なのだ。青く光っているのですよ。よーくみると、人物の描き方や、背景の花や、深い。
とはいえ、正直に白状しますが、源氏物語はそこまで詳しくなく、『あさきゆめみし』を読んで「みんな顔が一緒で誰が誰だか分からんナァ」と言っていた程度なので、どこまで分かっているのかと言うと、少々心許ない。やはりあれは、物語の展開や人物関係を把握した上で見ると、思うところがどんどん大きくなるのだろう。
話は変わるが、良くも悪くもNHK的な番組で、大げさに盛り上げたりせず、淡々と番組が進む。実際に人に裳という衣装を着させてみたりして、確認していた。